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新電力コラム

2020.11.16地震など災害時の停電への備えと、対応について

停電_災害時の備え①

 

近年、自然災害が多発しています。大分県も例外ではなく、2016年の熊本地震や、2017年の九州北部豪雨、記憶に新しいところでは2020年9月の超大型台風10号等で大きな被害を受けました。

 

そんな自然災害と切り離せないのが「停電」。停電の原因となる電柱の倒壊や電線の断絶は、地震、台風、集中豪雨等、どんな災害でも起こり得るものです。

 

停電は決して楽観視できるものではありません。ただ単に暗くなる、不便になるだけでなく、火災や感電の原因となり、命が危険に晒されることさえあるのです。

 

自然災害はいつ起こるかわかりません。日頃から「もしも」を意識して、万全の備えをしましょう。

 

 

災害への備え。停電時に必要なものを用意する

 

①携帯ラジオ

 

災害時は「災害の状況」「救助」「支援」などの情報を得るために、“情報源”を確保する必要があります。停電になっても使える電池式のラジオを1台用意しておきましょう。

 

②懐中電灯など、照明がわりになるもの

 

夜間に停電が発生した場合、照明がわりになるものが必須。電池式の照明器具を用意しておきましょう。ろうそくは火災の原因になるため、あまりお勧めできません

 

③携帯電話のモバイルバッテリー

 

携帯電話(特にスマートフォン)は、連絡手段としてはもちろん、テレビやラジオに代わる情報源になったり、ストレス解消のツールになったり。災害時に、さまざまなシーンで役立ちます。

 

停電時でも使える【電池式】や、太陽光で充電できる【ソーラーパネル搭載】の充電器を用意しておくと安心です。

 

④乾電池

 

乾電池は懐中電灯に、ラジオに、モバイルバッテリーにと、さまざまなものに使用できます。停電が長引くことを想定して日頃から少し多めに用意しておきましょう。

 

ただし、乾電池には使用期限があります。使用期限が過ぎると液漏れしたり、いざというときに使えない可能性があるため、1年に1回はチェックするようにしてくださいね。使用期限は乾電池本体に書いてあります。

 

⑤暑さ、寒さ対策グッズ

 

停電になると冷房や暖房が使えません。冬は防寒グッズ、夏は熱中症対策グッズを準備しましょう。特に近年夏の暑さは異常。高齢者や幼児がいるご家庭は注意が必要です。

 

⑥食料、飲料水

 

これは停電だから、というわけではありませんが、もしものときのために備蓄を切らさないようにしてください。食料、飲料水(1人1日3リットル)は最低でも3日分用意する必要があります。

 

併せて、カセットコンロなどの簡易調理器具を一つ持っておくと、停電が長引いてもあたたかい食事をとることができます。ただし、火の扱いには注意してください。

 

⑦生活用水

 

「停電でも水道は使える」と思っている人が多いのですが、マンションなど高層階まで水を届ける必要がある建物は、電気で動くポンプを使って給水している可能性があります。その場合、停電時は断水します。

 

給水方式にはいくつかあり、停電時も問題なく水が使える場合、低層階のみ使える場合などさまざまです。マンションにお住いの方は一度「給水方式」を確認しておくと良いでしょう。

 

もちろん、給水方式に関係なく、水道管の破裂や破損で断水する可能性もあります。台風のように、あらかじめ災害情報が分かっているときは、「お風呂に水を張ったままにしておく」「ポリタンクに水をためる」など対策しておきましょう。

 

⑧簡易トイレ

 

断水すると当然トイレも使えません。市販の簡易トイレがあると便利です。

 

ここでは電気に関連するものを主にあげましたが、他にも救急用品や衛生用品、お子様のいるご家庭はミルク、オムツ、哺乳瓶なども必要です。

 

一度ご家族で話し合いの場を設け、必要なものを確認しておきましょう。

 

 

停電に備え、事前に【分電盤】をチェックする

 

【分電盤】とは、家庭内の配線(ぞれぞれの部屋)に電気を分ける機器。簡単にいうと、「家庭内の電気の供給拠点」です。ブレーカーと呼ぶ人が多いかもしれませんね。

 

災害時は電気が原因の「電気火災」が多発します(この後詳しくご説明します)。そのため、避難する際は必ず分電盤のスイッチを切り、電気の供給を元から遮断する必要があるのですが、意外と知られていません。

 

いざという時に困らないよう、分電盤の位置やスイッチの意味、安全装置について把握しておきましょう。

 

分電盤のチェックポイント

 

・家のどこにあるか確認しておく

 

通常は、玄関、台所、脱衣所、廊下等の上部に設置されています。

 

ブレーカー_停電時の対応①

 

・スイッチの意味を把握しておく

 

たくさんあるスイッチにはそれぞれ役割があり、どのスイッチが切れているかを確認することで、停電の原因を探ったり、漏電の有無を知ることができます。

 

各スイッチの意味、停電の原因、漏電の有無を知る方法は【「停電した時どうすればいい?」停電時の対応を詳しく解説致します】でご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

地震などで停電したときにやるべきこと

 

停電_災害時の備え②

 

災害時は安全確保が第一。落ち着いて、冷静に行動しましょう。

 

①停電の範囲を確認する

 

「近隣一帯が停電しているのか」「自分の家だけなのか」確認してください。

 

災害時は近隣一帯が停電していることがほとんどですが、稀に災害のショックで家の中の配線等に何らかの不具合が起こり、その家だけが停電する場合があります。

 

停電している範囲によって対処法が変わります。

詳細は【「停電した時どうすればいい?」停電時の対応を詳しく解説致します】をご覧ください。

 

②電気機器のプラグをコンセントから抜く

 

停電から復旧した際に火災の原因になるので電気ストーブやアイロン、ドライヤーなど発熱するものは、“コンセントに差しっぱなし”にせず、抜いてください。

 

③分電盤のスイッチを切る(ブレーカーを落とす)

 

家の外に避難する場合はブレーカーを必ず「切」にしましょう。

 

停電復旧後、破損、転倒した家電に通電(電気が通る)することで発生する「通電火災」が多く報告されています。地震による火災の過半数は電気が原因とされています。

 

特に冬場は通電後に動き出したヒーターが倒れて火災になるなど危険が高まります。

 

<電気火災の主な原因>

 

  • 白熱灯の落下
  • 電気コードの断線
  • 電気機器の故障による発熱
  • 電気機器の倒壊
  • 停電復旧後の通電トラブル など

 

このような危険を避けるために、避難する際は必ず分電盤のスイッチを切り、電気を元から遮断する必要があります。

 

しかし、災害時は分電盤をチェックする余裕がないこともあるでしょう。そんな時に役立つのが感震ブレーカーです。

 

※感震ブレーカーとは
感電ブレーカーとは、設定値以上の揺れを感知すると、自動的に電気を遮断してくれる安全装置です。経済産業省も、この感震ブレーカーの設置を推奨しています。

 

④冷蔵庫対策

冷蔵庫は停電時一番影響を受ける家電といっても過言ではありません。2〜3時間の停電なら問題ありませんが、それ以上になると庫内の温度が上昇し、中の食材に影響します。

 

日頃できる備え

 

・冷蔵庫内に食材を詰め込み過ぎない

 

食材を詰め込み過ぎると冷気が循環せず、停電時庫内の温度上昇が早くなります。

 

停電時にすること

 

・冷蔵庫の開け閉めはなるべく控える

 

開閉するたびに庫内の温度が上がります。冷気を逃さないよう、開閉は最低限にしましょう。

 

・非常食より前に、中の食材を食べる

 

災害時はつい非常食を食べてしまいがちですが、まずは冷蔵庫の中の食材を消費してください。

 

・冷蔵庫のまわりにタオルを敷く

 

停電が長引くと、霜や食材が溶け出し、冷蔵庫のまわりが水浸しになります。あらかじめタオルを敷いておくと掃除がラクになります。

 

⑤携帯、スマートフォンを省エネモードにする

 

連絡や情報収集のために、携帯・スマートフォンのバッテリーを少しでも長持ちさせる必要があります。省エネモードにし、必要最低限の利用にとどめましょう。

 

 

ご自宅に太陽光発電を設置している場合の、停電時の対処法と注意点

 

停電_災害時の備え③

 

太陽光発電を設置している場合、モードを切り替えることで停電時も電気を使うことができます。

 

①太陽光発電を自立運転モードにする

 

太陽光発電を、「自立運転モード」に切り替えてください。

 

自立運転とは、太陽光で発電した電気を、電力会社を通さずに“直接”使える機能です。自立運転モードにすることで、太陽が出ている間は停電でも電気を使うことができます。

 

②落ちたり、破損した太陽光パネルには近づかない

 

太陽光パネルは、太陽光という「光」に反応して発電します。地震などで屋根から落ちて破損したパネルも、そばに光があれば発電する可能性があります。

 

火災時は特に危険です。パネルは炎の光に反応し発電を開始してしまう恐れがあるからです。

 

ちなみに、太陽光発電設備を設置している建物で火災が発生した場合、消防士さんは通常の放水は行いません。万が一太陽光パネルが発電していた場合、放水した水を伝って感電する恐れがあるからです。その危険を避けるために、電気が伝わりにくい霧状の水で消火します。

 

発電中のパネルに触れば感電し、最悪死に至る場合もあります。落ちたり、破損したパネルには絶対に近づかないようにしましょう。

 

 

停電時の安全のために実践したい、その他の注意点

 

①水に浸かった電気機器は使わない

 

水に浸かった電気機器は漏電の恐れがあります。一見大丈夫そうに見えてもそのまま使わず、電気店などでチェックしてもらいましょう。

 

②切れた電線には触らない

 

切れて垂れ下がった電線には絶対にさらないでください。電気が流れている可能性があり、感電する恐れがあります。速やかに地域の電力会社(大分であれば「九州電力送配電株式会社」)に連絡してください。

 

③ガス漏れがあった場合、電気は使用しない

 

ガス漏れに気づいたら、電気機器やライターの使用は避けてください。小さな火に反応し、爆発を起こす場合があります。窓を開けて換気を行い、速やかにガス事業所に連絡してください。

 

 

まとめ

災害時は、自分やご家族の安全が第一。電気関係では特に以下の3点を心がけてください。火災や感電の危険を減らすことができます。

 

 

◯コンセントからプラグを抜く

◯家の電気を元から遮断する

◯破損した電気機器にはさわらない

 

備えあれば、憂なし。

 

「災害や停電なんて滅多に起こらない」ではなく「明日にでも起こるかもしれない」という危機感を持ち、万全の備えをしましょう!