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新電力コラム

2020.5.05新しい電力量計【スマートメーター】導入について徹底解説

スマートメーター④

 

2016年の電力自由化以降、「スマートメーター」という言葉が頻繁に使われるようになりました。

 

「スマートメーターに取り替える必要があります」
「スマートメーターで“電気の見える化”が実現します」などなど...

 

皆さんも一度は聞いたり、目にしたことがあるのではないでしょうか?

 

しかし、意外とその詳細については知られていません。そこで今回はこの「スマートメーター」について詳しくお話ししていきたいと思います。

 

 

スマートメーターとは新しい電力量計のこと

 

電力量計】は家の外壁に取り付けられている場合がほとんどですから、目にしたことがある方も多いのではないかと思います。月々の電気料金はこの電力量計のデータをもとに割り出されます。

 

 

今までは地域指定の電力会社(大分でいえば九州電力様)の検針員が人力で毎月利用者様の元を訪れ、その場で電力量計のデータを読み取っていました。しかしこれには大変な手間がかかります。

 

スマートメーター】とは、この旧式電力量計に変わり、人員削減や省エネ誘発を目的に導入された、通信機能を備えた新しい電力量計なのです。

 

 

スマートメーターは30分ごとの電力データを電力会社に無線で飛ばしているため、検針員がいちいち各家庭を訪ねてデータを読み取る必要がありません。さらに新電力が提供するサービスを利用すれば、「自分たちが」「いつ」「どのくらい」電気を使用したか、詳細を確認・把握することができます。これがいわゆる「電気の見える化」です。

 

 

スマートメーター導入のメリット

 

スマートメーターは、電気事業者(地域指定の電力会社や新電力)、消費者双方に大きなメリットをもたらします。

 

スマートメーター導入の【消費者メリット】

 

①電気の見える化サービスを利用することで、省エネ・節電対策、最適な電気プランの選択等が簡単にできる

 

「電気の見える化サービス」は地域指定の電力会社も提供していますが、新電力独自のサービスを利用することでより詳細な情報を知ることができます。

 

電気の使用量、使用時間等を細かく把握することで、効率的な省エネ・節電対策、それぞれのご家庭にとって最適な電気プランの選択等が簡単にできるようになるのです。

 

「電気の見える化サービス」とは具体的にどういうものか、新電力おおいたが提供する無料のモバイルサービス「ウチのでんき」を例にご説明しましょう。

 

新電力おおいたの電気の見える化サービス「ウチのでんき」

 

 

ウチのでんき」とは、スマートフォンやタブレットで“いつでも” “どこでも”電気の消費状況を確認できる、無料のモバイルサービスです。

 

1時間毎の詳細な電力使用量がグラフで表示されるので、電気をよく使う時間帯や予定外の電力使用が一目瞭然!さらに、1ヵ月分・1年分のグラフを表示することもできます。

 

長期的な使用傾向を知ることで、省エネ・節電対策ができ、毎日チェックする習慣をつければ、電気の消し忘れなどにいち早く気づくことも!

 

その他、災害時等に活用できる「安心・安全情報の提供」や、電力使用量の変化で離れて暮らすご家族の異変を察知できる「見守りサービス」などさまざまなコンテンツを盛り込んでいます。

 

「ウチのでんき」その他のコンテンツ

 

  • 防災情報システム「Lアラート」を利用した『安全・安心情報サービス』
  • 大切なご家族と離れていても安心の『見守りサービス』
  • 予算設定機能や電気の使いすぎをお知らせする機能
  • 省エネのヒントをお知らせする節電ガイダンス
  • 電気使用量でランク付けする省エネランキング

 

詳しくは「ウチのでんき」ページをご覧ください。

 

さらに、ここからはちょっと余談になるのですが、、、。

 

皆さんは「HEMS(ヘムス)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略であり、家庭内のエネルギーを一元管理するシステムです。要はHEMSが家庭内の家電機器全てをつないで管理し、自動的に節電、省エネを実現してくれるんですね。

 

まだまだ一般的ではありませんが、国は2030年までに全てのご家庭にこのHEMSを設置することを目標としています。

 

電気を見える化し、外部へ通信するスマートメーター」、「家庭内のエネルギーを一元管理するHEMS」。この2つがうまく連動することで、より快適で、地球にやさしい省エネ生活が実現するといわれています。

 

新電力おおいたの電気の見える化サービス「ウチのでんき」は、実はこのHEMSの試験的な設置データを元に“省エネに大きな効果がある”として生み出されました。大分の、ひいては日本のより良い未来のために、少しでもお役に立つことを最終目標としています。

 

②ブレーカーが落ちても自動的に復旧

 

今までは、契約容量以上の電気を使用するとブレーカーが落ちていました。ほとんどの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか?ブレーカーを上げる作業、簡単ではありますが忙しい朝などはすごく面倒ですよね。

 

スマートメーターにはこのブレーカー機能が内蔵されており、ブレーカーが落ちても、10秒ほどで自動的に復旧するようになっています。
※電気設備に異常がある場合は自動普及後、再びブレーカーが落ちて停電となります。

 

③遠隔操作でアンペアの設定が可能

 

これまではアンペアの変更を希望する場合、作業員にアンペアブレーカーを取り替えてもらう必要がありました。しかし、スマートメーターの場合、遠隔でアンペアの変更設定ができるため、電話1本でOK。面倒な手続き、工事は不要です。

 

「子どもが巣立って現在は夫婦2人。ちょっとアンペアが大きいけど面倒でそのままにしている」なんて人もいるのではないでしょうか?アンペアの大きさは電気料金に影響しますから、スマートメーターに切り替わっているのであればぜひ最適なアンペアに変更しましょう。

 

④プライバシーが守られる

 

これまでは、地域指定の電力会社の検針員が毎月ご自宅を訪ね、電力量計からデータを読み取っていました。つまり、毎月自宅というプライベート空間に検針員を入れる必要があったのです。

 

スマートメーターになればこの作業は当然必要なくなります。つまり、毎月自宅というプライベート空間に検針員という他人を入れずにすむのです。

 

スマートメーター導入の【電気事業者のメリット】

 

①検針員を雇う必要がない

 

何度もお伝えしましたが、旧式の電力量計の場合、検針員が毎月利用者様の元を訪れ、その場で電力量計のデータを読み取る必要がありました。

 

これは、電力小売事業への新規参入を考える事業者=新電力にとって非常に頭の痛い問題でした。会社の規模にもよりますが、毎月「契約している全ての世帯」を訪問するための労力や費用を確保するのは非常に困難だったからです。

 

電力小売業者は、検針員不要のスマートメーターの普及により、「検針員の確保」という大きな問題を解決することができたのです。

 

 

スマートメーター導入のデメリット

 

電気の見える化サービスを利用することで省エネ・節電対策等が簡単にでき、取り付けも無料。スマートメーターにはデメリットはないような気がしますね。

 

ただ、強いてデメリットをあげるとすれば、「セキュリティ面への不安」くらいでしょうか?

 

スマートメーターは30分ごとに電力データを電力会社に無線で飛ばしています。その情報が何らかの原因で外部に漏れてしまうと、電気の使用状況から生活パターンが知られてしまう等、プライバシーが侵害されてしまう恐れがあります。

 

これは絶対にあってはならないことですから、私たち電気事業者も高度なセキュリティ技術を採用し、細心の注意を払っています。情報漏洩の可能性はゼロではありませんが、限りなく低いといえるでしょう。

 

 

スマートメーターへの切り替えは【無料】で行われる

 

スマートメーターへの切り替えは地域指定の電力会社によって【無料】で行われます。大分でいえば、九州電力様ですね。九州電力様は2013年にスマートメーターの試験導入を開始し、2016年より本格導入しました。2023年度末までに全ての利用者様へのスマートメーター設置を完了する予定です。

 

旧式の電力量計は検定有効期間が終了したものから順番にスマートメーターに取り替えられており、その数はすでに全体の半数を超えています。

 

スマートメーターへ切り替わるタイミング

 

・旧式の電力量計の検定有効期間が終了する

検定有効期間の終了により、すでに半数のご家庭がスマートメーターへ切り替わっています。

 

・新電力へ乗り換える

スマートメーターに切り替わっていないご家庭が新電力に乗り換えた場合、電力会社乗り換えのお申し込みをしてから2週間ほどで地域指定の電力会社が交換に訪れます。

 

・HEMS(ヘムス)を導入

ウチのでんき」の部分で簡単にご説明したHEMS(HomeEnergy Management Systemホーム エネルギー マネジメント システム)。スマートメーターに切り替わっていないご家庭がこのHEMSを導入した場合、新電力に乗り換えた場合と同じく2週間ほどで地域指定の電力会社が交換に訪れます。

 

・家を新築する

家を新築する場合、現在は自動的にスマートメーターが設置されます。スマートメーターへの交換は、ほとんどの場合※、電気を止めずに行われます。停電にはなりませんから、在宅していても通常通り過ごすことができます。もちろん、不在でも問題ありません。
※一旦電気を止めた方が作業しやすいため、ごく稀に止める場合があります。

 

スマートメーター取り付け詐欺にご注意!

 

私たちも以前、お客様より「“今なら、半額でスマートメーターを取り付けます”という電話がかかってきたのですが、、、」というご相談を頂いたことがあります。

 

こうした電話は100%詐欺です。気をつけましょう。前述したように、スマートメーターへの切り替えは地域指定の電力会社によって【無料】で行われます。お金がかかることはほぼ100%ありえません。

 

万が一このようなセールス電話が来たら詐欺としてすぐに警察、もしくは地域指定の電力会社へ相談してください。もちろん、私たち新電力でも構いません。

 

スマートメーターに切り替わったかどうかは、検針票を見ればすぐに分かる

 

スマートメーターへの切り替えは地域指定の電力会社によって【無料】で行われますが、事前に切り替えの通達がある場合や、切り替え後に報告がある場合
に限り、ハガキ等届く場合がありますが、こうした報告のハガキをうっかり見落しても、知らない間に切り替わっていたということも十分考えられます。

 

スマートメーターに切り替わっているかどうか確認したい場合は、毎月家に届く「電気ご使用量のお知らせ」(※九州電力様の場合。新電力はありません)と書かれた検針票をご確認ください。旧式の電力量計とスマートメーターでは様式が違うのですぐに分かるはずです。

 

<スマートメーターの場合>
青字で印字されたハガキタイプ

 

九州電力_検針票_新電力2

 

<旧式の電力量計の場合>
黒字で印字された出力タイプ

 

九州電力_検診表_新電力1

 

もちろん、旧式の電力量計とスマートメーターは見た目が違いますから、壁に取り付けられている電力量計を直接確認してもOKです。

 

地域指定の電力会社も簡易的な「電気の見える化サービス」を提供していますから、スマートメーターに切り替わっているのであれば是非活用しましょう。

 

 

まとめ

 

スマートメーターとは、通信機能を備えた新しい電力量計です。

 

・旧式の電力量計の検定有効期間が終了
・新電力へ乗り換える
・HEMS(ヘムス)を導入
・家を新築する など...

 

上記タイミングで、地域指定の電力会社(大分でいえば九州電力様)が【無料】で取り替えてくれます。大分でもすでに半数以上がスマートメーターに切り替わっていますから、ご自宅の電力量計も実はスマートメーターかもしれませんね。

 

切り替えはあくまで【無料】です。「今なら半額でスマートメーターを設置します」等という電話は100%詐欺ですからくれぐれも注意しましょう。

 

消費者にとって、スマートメーターへ切り替わる一番のメリットは何といっても「電気の見える化」が実現することです。新電力が提供するサービスを利用することで、「自分たちが」「いつ」「どのくらい」電気を使っているのか詳細に把握できるようになります。これは省エネ・節電対策、最適な電気プランの選択等に活用できる非常に有益な情報です。

 

たかが省エネ、と思うかもしれませんが、エネルギー自給率の低い日本にとっては非常に重要な問題といえます。さらに、電気使用量を抑えることはCO2削減など、地球規模の環境保全にもつながるのです。

 

もちろん、省エネの意識を高めることで、電気料金も安くなりますから一石二鳥といえます。