24時間365日、徹底した温度管理が求められる冷凍・冷蔵倉庫業を営む株式会社大給様。事業拡大に伴う設備増設で、電気料金の高騰が大きな経営課題となっていました。
決め手となったのは、地元企業ならではの安心感と、状況に合わせた最適な提案です。新電力おおいたを含むデンケングループの知見を活かした自家消費型太陽光発電システムを導入し、光熱費20%削減という成果を実現。導入後の手厚いサポート体制にも、高い評価をいただいています。
基本情報
- 企業名:株式会社大給様
- ご担当者様:代表取締役 糸永 範夫様
- 業種: 冷凍・冷蔵倉庫業
- 導入施設: 本社(大分市流通業務団地)
- 導入時期: 2023年9月
- 導入システム: 自家消費型太陽光発電システム
導入前の状況
―どのような課題を抱えていましたか?
電力が比較的高騰してくる中で、移転を機に設備を大きくしました。設備的には以前の2倍ぐらいの規模になっており、そのままの電力契約だと電気代が経費として大きな負担になる点が、検討すべきポイントでした。
新しい導入設備のエネルギー効率が良くなっているといっても、実際にどのくらいのコスト差がかかるのかが一番心配な点でしたね。
―以前はどのように電力調達をされていましたか?
以前は、九州電力さんだけから購入していました。
その後、「新電力」というものが世の中に浸透してきた中で、新電力おおいたさんから電力の購入の仕方についてご提案をいただきました。
コスト計算をしてもらった上で、「このぐらい下がりますよ」という提案をいただいたのがきっかけです。
―新電力おおいたを知ったきっかけは何ですか?
営業に来ていただいたのがきっかけです。
詳しく言いますと、お付き合いのある会計事務所さんから聞いて、知りました。当時は事業所もご近所でしたね。
―なぜ最終的に新電力おおいたを選びましたか?
一番は、地元の企業さんで、地域に根付いているという安心感です。私どもの会社も地元に根付いて営業しているものですから、そこに一番の魅力を感じました。
また、私たちの状況を考えて、全ての電力を切り替えるのではなく、九州電力さんと新電力おおいたさんの両方から購入する「部分供給」(*1)という形を提案してくれました。
当時、そのケースはあまりなかったようで、一度しっかり調べてから「部分供給(*1)は可能か」「半々で導入した場合にどのくらいコストダウンできるか」を丁寧に説明してくれました。そのような真摯な対応が決め手になりましたね。
(*1)現在は分割供給
導入後の変化・成果
―自家消費型太陽光発電システム導入後、どのような変化がありましたか?
数字で言うと、光熱費がざっと20%ぐらい圧縮できています。
当初、「最低でも18%ぐらいは圧縮できますよ」というご提案だったのですが、実際には20%削減できているので、提案通りの、期待以上の結果が出ているなと感じています。
―自家消費型太陽光発電システムの発電量や安定性、サポート体制はいかがですか?
停電時にシステムを再起動させる必要があることを知らなかったのですが、一度停電が起きた際、私たちが気づく前にデンケンさんの方から「停電があったようなので点検に来ました」と連絡があり、すぐに駆けつけて手動で復旧作業をしてくれました。
常に監視してくれていて、何かあった時に小回りが利く対応をしていただけるのは非常に助かります。こうした導入後のアフターフォローには非常に満足しています。
また補助金情報の提供やフォローも感謝しています。
―特にどのような点が事業にとって有益でしたか?
うちは冷凍冷蔵倉庫で、温度を常に保持しないといけない業態なので、24時間365日、動力が動き続けています。
太陽光発電は日中しか発電しませんが、それでも膨大な電力使用量の一部を賄えるだけでも、私たちの事業にとっては非常に優位だと感じています。
今後について
―新電力おおいた(デンケン)を他社におすすめできますか?
はい。やはり地元の企業さんであれば、ぜひともお勧めしたいですね。
しっかりとコスト的な成果が出ますので、そのメリットを地元の仲間企業さんにも教えてあげたいなと思っています。
―新電力おおいたへの期待や要望があれば教えてください。
電力の事情は今後も変わっていくと思うので、常に新しい情報を提供していただき、それに対する対策やコスト的な提案を、定期的にお願いしたいです。
これからも、しっかりと面倒を見てくれるような形でサポートしていただけると、非常にありがたいと思っています。