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お客様の声

2022.4.15【需要家 インタビューVol.12 産業科学技術センター編】

ご無沙汰しております。今回は、久しぶりに需要家インタビューの投稿です。

大分の科学技術の発展を支える「大分県産業科学技術センター」へお伺いし、センター長を務める小谷様へインタビューしました。

 

大分県産業科学技術センターは、大分市高江にある大分県の施設で、大分の“ものづくり企業”向けに、開発と研究、技術支援等を行い、大分のものづくりを総合的に支えています。

 

また、この施設は大分県の行政機関として初めて「RE100でんき※」をご契約いただいた施設で、以下の写真は弊社代表の山野より、小谷センター長へ「100%再エネ証明書」をお渡しした時のものです。

※電気の供給を100%の再生可能エネルギーの電気にする、新電力おおいたの新しいプランです。

 

 

-改めて大分県産業科学技術センターとは、どういった施設なのでしょうか?

 

小谷様:大分県内の製造業、つまり、ものづくり企業や事業者の皆さまを技術面で支える取り組みを行っている組織です。主に3つの取り組みを行っています。1つ目は試験や測定機器を活用いただく技術支援、2つ目は新たな技術や製品をつくる研究開発、3つ目に計量法に基づく検定・検査の実施です。

 

-全国にも産業科学技術センターのような技術支援施設がありますが、それは各都道府県で支援内容が異なったりするのでしょうか?

 

小谷様:仰るとおり、同様な公設試験研究機関は全国各地にありますが、例えば、地場産業に「焼き物」がある県は、陶磁器関係の「窯業技術センター」がありますし、染織業が盛んなところは「繊維試験場」があります。

このように、我々のような技術支援機関は、地域の産業基盤の特性によって、部署の構成や産業分野の対象が異なっています。

 

-産業科学技術センターで扱う「大分県ならではの産業」というと、どのようなものが対象になっているのでしょうか?

 

小谷様:「大分の地域資源を工業的に活用する」という側面ですと、津久見市を中心とした石灰・セメント産業があります。加えて、大分は、特に、各地で発展してきた様々な食品産業が対象になっています。

 

実は、当施設は元々「大分県醸造試験場」として明治時代(1910)に開設されました。そこから醸造以外の工業や産業もどんどん発展を遂げたことから、対象として追加され「工業試験場」となり、現在の「産業科学技術センター」になったという歴史があります。ですので、特に食品加工に関しては、設立から110年以上支援を続けていることになります。

 

―100年以上も歴史があったのですね!昔からある大分の食品といえば「醤油」や「みそ」ですよね!

 

小谷様:はい。九州醤油と言われている、甘口の特徴的な醤油と味噌の文化が大分にあったので、その食品産業から始まり酒造業もありました。次なる大分県の特徴が先ほど言った石灰等の地域資源を活用した工業化学分野です。この後、コンビナートができ、その協力企業となる皆さんがプラントの金属溶接や加工、機械装置の製造などに関わる中で金属や機械担当などの部署が作られました。続いて、県内で電子機器や半導体関係の産業を推進する動きに合わせて電子・情報分野を設け、最近では、電動化の動向からEVモータや電磁応用分野に注目し電磁力担当を新設しました。

 

-長い歴史の中で、色んな技術支援を続けられてきたのですね。私たちも、電動化の動きには注目しており、最近は電気自動車を活用した電気の新しい使い方を研究・実験しています。是非、このあと各技術の担当部署を見学させて貰いたいのですが、お願いできますでしょうか?

 

小谷様:はい、いいですよ!是非、見ていってください。すべてではないですが、撮影も大丈夫です。

 

-ありがとうございます!

次にご契約いただいているRE100でんきについてのお話を聞かせください。なぜ、通常のプランではなく「RE100でんき」を選ばれたのでしょうか?

 

小谷様:「カーボンニュートラル電力」調達の方針は、大分県が推進すると決めているものです。一方で、すぐにすべての県内施設の電気をカーボンニュートラルにするというのは、なかなか足並みも揃わず難しい実情です。そこで、まずはモデルになる県内施設から進めていこうという話になり、大分県の施設の中から我々産業科学技術センターが選ばれ、県産の再生可能エネルギー100%の電力供給「RE100でんき」が採択されました。

 

-ありがとうございます。大分県の方針が、ご契約のきっかけとなっていたのですね。

 

小谷様ご自身は「RE100でんき」に対してどのような思いやお考えがありますか?

 

小谷様:電力自由化による自由競争の中で、エネルギーの調達先は選べる時代が来ていると感じていました。また、大分県もカーボンニュートラル実現に向けて動いていますので「RE100でんき」のような県産の再生可能エネルギー100%電力の供給がもっと広まって欲しいと思います。

 

-エネルギー問題は、私たち人類に課せられた課題ですが、カーボンニュートラルの考え方にいち早くシフトされている小谷様に感動しました!

 


 

それでは、施設を見学させていただいてもよろしいでしょうか?

 

小谷様:はい。これからご案内します

 

いくつもある施設から、最初に紹介いただいたのは「Ds-Labo(ディーズラボ)」と呼ばれている電磁環境測定棟です。

 

 

ここではスマホやパソコンなどの様々な電子機器をわざと電磁波に晒し、その影響や耐久性を試験することができます。加えて、世界最高水準の高精度な磁気測定ができる大型磁気シールドルームもあり、国際規格に適合した試験所に認定されています。

 

 

次にご案内いただいたのは、大分ならではの食品産業分野のエリアです。ここでは、食品の開発から加工、流通まで食品に関する技術が集約しています。

 

 

これまでの技術支援例としては食品の鮮度を保つ特殊な包装方法や県産麦焼酎用の大分酵母の開発などが挙げられます。他にも県産の鮎を使った魚醤油の共同開発が成功し、なんと特許も取得済みのロングセラー商品になっているとのことです!

 

 

施設の案内を受ける途中、廊下や掲示板等に「RE100でんき」を使用しているポスターをたくさん見かけました!こんなにも大々的にアピールしていただけて、大変感激です!

 

 

最後にご案内いただいたのは、電子・情報や電磁応用分野のエリアです。

その名の通り、こちらでは電子機器やネットワーク、ロボット等について研究されています。今話題の「ドローン」を研究する様子を見学させてもらいました。

 

 

大型のドローンと測定機器がつながれており、詳細に機体性能を評価できる装置とのことでした。また、ドローンを安全に飛ばすために必要な制度整備や、運航上のガイドラインを検討する委員会にも参画しているそうです。技術支援だけでなく、実際に製品化したときのあらゆる技術的な障害についても側面支援しているのが素敵だと思いました!

 

 

-今回は以上で終了となります。小谷センター長、ご対応頂いた大分県産業科学技術センターの皆様、

大変ありがとうございました!

 

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大分県産業科学技術センター

〒870-1117

大分市高江西1-4361-10

Tel:097-596-7101
FAX:097-596-7110

 

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