『新電力おおいた』が電気の供給を受けている『大分市福宗環境センター清掃工場』を見学させていただきました。
住所は「大分市大字福宗618番地」、大分市と由布市の市境にあります。
建物は地上4階/地下2階の近代的な造り。主に大分市の西側エリアと由布市、竹田市から、年間約9万トンの可燃ごみを受け入れ、焼却処理しています。その焼却余熱を利用して最大6,000kWを発電、清掃工場内で使用する全電力をまかない、使い切れない余剰電力を売電しています。
月曜日~土曜日ごみが搬入されます。工場入口で車体重量を測定、ごみを下した後に再度計量し、重量に応じて料金を払う仕組みです(私も自家用車で利用したことがあります。古くなった自転車を処分してもらいましたが、その時の料金は70円でした)
次々にごみ収集車が到着し、可燃ごみをごみピットへ投入していきます。
一般の方もゴミを持ち込まれていました。
ごみピット内のごみを巨大なクレーンがつかんで投入ホッパに投入してきます。
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ごみクレーンはクレーン操作室から人が操作しています。ごみ袋を破って中身をバラバラにしたり、燃えやすいようにごみ質を均等にしたり、巨大なクレーンとは思えない繊細な作業をされていました。ゲームセンターの“UFOキャッチャー”と原理は同じですが、迫力が違います!(このクレーンなら、ちょっとした怪獣と戦えます)
ホッパに投入されたごみは焼却炉(全連続燃焼式ストーカー炉)に送られダイオキシン類などの有害物質を出さないよう燃やされます。
焼却炉は全部で3炉あり、通常2炉が24時間稼働(1炉は点検)しています。
炉内の燃焼温度は約900℃、ボイラーで300℃の水蒸気をつくり、蒸気タービン発電機により24時間発電を行っています。
大6,000kW規模の発電機、もっと大掛かりなものかと思いましたが、以外と小さくて驚きでした。
この「大分市福宗環境センター清掃工場」の電気には発電時に温室効果ガスを排出しない「環境価値(再エネ価値)」が含まれています。
2050年にカーボンニュートラルを達成するには、大分にある再生可能エネルギーを大分の中で使っていく地産地消の取り組みが絶対に必要です。
新電力おおいたは「エネルギーの地産地消」、「自然エネルギーの普及」、「地域活性化」を設立理念として事業を行っています。
今後も地元大分の皆さんへ「大分産の自然エネルギー」をお届けできるよう活動して参ります。
最後に・・・
お忙しいところ「大分市福宗環境センター清掃工場」をご案内頂いた
大分市環境部清掃施設課の皆様、ご対応ありがとうございました!!