メールマガジン

2016.3.07No.4 電力需給調整&地元の電源募集

【1.電力の需給調整】

 

メールマガジンの第1号でお知らせしましたとおり、新電力おおいた株式会社は本年1月1日よりグループ会社:株式会社デンケンの4工場へ電力供給を開始しました。

 

電源は、太陽光発電所(1MW)+九州電力常時バックアップ電源 の2つです。
業界の方からは『チャレンジング』とのお声を多く頂きましたが、1月単月で、各工場の電気代を2~5%削減しつつ、新電力おおいたの収支もわずかながら黒字で終えることが出来ました。(何よりも需給調整の経験そのものが大きな財産となりました)
当初は、天候や経験不足からインバランス(需要と供給の差)が多く、非常に高い電源調達となってしまいましたが、月の後半から需要予測の精度が上がり、電源調達単価も抑えられてきました。
2月からは、太陽光発電を5施設(計6.5MW)に増加、3月からは、バランシンググループへの加入と電力卸市場の活用も開始し事業採算性の改善とその検証を進めております。「新電力おおいた」はお客様に長く安心してご契約して頂ける地域新電力会社になるべく、日々精進して参ります。

 

※「インバランス」
新電力会社には、30分単位で需要量と供給量を一致させる責務(需給調整)が課せられています。
需給バランスが10%(新設の新電力会社の場合)を越えた場合は超過分に対して約3倍の電力料金(ペナルティ)を送配電事業者(九州電力)に支払います。

 

 

【2.地元おおいたの電源を募集】

 

新電力おおいたでは、ご予約を頂いた高圧需要家への電力供給の準備を進めております。
九州電力へ切替を申し込んだ施設は10施設を越え、切替を検討頂いているお客様も随分と増えてきました。
供給先に一定の目処が立って来ましたので、電源の募集を開始いたします。
下記条件に合致し、理念にご賛同頂ける事業者様、是非ご連絡ください。

 

・エネルギーの地産地消(地域の経済循環)にご賛同いただける
・電源種別:水力、バイオマス、地熱(FIT電源以外を希望します)
・出力:100kW以下(要相談)
・電力購入開始時期:2016年6月以降

 

(契約の可否と購入単価は電源出力の安定性などを考慮し個別に協議させて頂きます)

 

※地元の自然エネルギーをベース電源とする事で、「地元調達率」と「再エネ比率(FIT電源含む)」を高めて参ります。

 

 

【3.メディア情報】

 

ご家庭の電力自由化が間近にせまり、多様なメディアに取り上げて頂いております。

 

●OBSラジオ
『BINGO』「チャレンジ・トゥー・ザ・フューチャー」2月15日出演
http://www.e-obs.com/blog/bingo/challenge_to_the_future/10540.html

 

●大分合同新聞
2月20日朝刊掲載『選べる電気へ 大分の自由化”前夜”≪下≫』
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/20/003915056